アルゼンチン人にとってのエバ-ペロン

「エビータ」と言って分かる人はどのくらいいるだろう? 
マドンナが演じた映画「エビータ」を見た方もいらっしゃるかもしれない。アルゼンチン人にとってエビータは今でも心の中に強く残っているヒロインなのだろうと思う。
 
ブエノスアイレス市内のレコレータ墓地(町の中心にある最高級階級が入れる墓地)にある彼女の墓前はいつも花が添えられているし、
ここウシュアイアでも彼女の像を見かけた。港の見える一等地に建っていた。
           
                エビータ墓前でまるで墓を見守るように眠る猫

エビータは恵まれない少女時代を過ごしたがその美貌で女優になり、ペロン大統領夫人となり政治面でも大きな影響と功績を残した偉大な女性だそうだ。不治の病で33歳で亡くなったという。


さて、港を歩いていたらヨットハーバーに出た。先日知り合ったフランス人ヨット乗りの大型ヨットも舫ってあったので訪ねてみたら、なんと世界一周レース(以前はウィットブレットと言う名の大会、現在はボルボレース)でも有名なヨットがこれから最後の航海に出る場面に出会った。ここからホーン岬を廻って故郷フランスまで戻るそうだ。

この船の最後の航海なのだそうである。ちょっとセンチメンタルな、静かながら、重みのある船出であった。。。 単独ヨット世界一周記録を持つ男性も見送りに来ていた。考えてみるとここウシュアイアは大航海時代にマゼランやら世界各国からの偉大なる冒険家が訪れた偉大な土地なのであるなぁ。。。